3−1 ESCコマンド

ESCコマンドは、ホスト側からRS232Cを通して、RSエントリー1をコントロールする場合に利用します。
ESCコマンドは、ESCコード(1BH)に続いたコマンドNo.とパラメータやデータにより構成され、RS232Cインタフェースを通して、ホスト側からRSエントリー1に対して送ります。

<参 考>
RSエントリー1がESCコマンドを受信するチャンネル側を、コマンドチャンネルと呼びます。
初期値はチャンネル1側です。
3−2 BASICサンプル

N88BASICを利用して、PC9801からRSエントリー1にESCコマンドを送ります。
例として、PCからESCコマンドを送り、RSエントリー1内蔵のブザーを1秒間鳴らします。
10 OPEN "COM:N81NN" AS #1
20 PRINT #1,CHR$(&H1B)+CHR$(1)+CHR$(&H50);
30 CLOSE #1
40 END
'通信回線オープン
' ESCコマンド発行
' 通信回線クローズ
' プログラム終了
このように外部からコマンドを送ることにより、多彩な動作が実現できる様に数多くのコマンドを準備しています。
詳細については、第5章 リファレンスを参照してください。
3−3 BASICアプリケーション例
ここでは、N88BASICにて作成された、商品の価格をコード番号より検索するシステムの例を記述します。
文法的な内容に関しては、N88−日本語BASIC(86)ユーザーズマニュアルを参照してください。

1.機能概要説明
RSエントリー1 を端末として、ホストパソコンに蓄積された、データベースを参照して、入力されたコードに対応する商品の定価を、端末に表示させるシステムです。

2.操作説明
(1)端末にて商品コードを入力します。
(2)商品コードに対応した、価格が表示されます。
(3)確認後、どれかキーを押下することにより、@へ戻ります。
*該当商品コードが無い場合は、エラー表示後、Bへ移行します。

3.使用コマンド説明
行番号 2100 : RSエントリー1の初期化(全ての状態をクリアするため)
行番号 2110 : カーソル追従無設定(確認処理にて画面のスクロールを防ぐため)
行番号 3040 : 内部編集付きキー入力(商品コード4桁を入力させるため)
行番号 3140 : LCDクリア(検索結果を画面最初より表示させるため)
行番号 3160 : ブザー(エラー音を鳴らすため)
行番号 3190 : キー入力許可(キーの入力禁止状態を解除するため)

4.応用例説明
このプログラムを応用して、以下の様なシステムの構築が考えられます。
(1)RSエントリー1をディジーチェインにて複数台数にての検索システム
(2)マルチプレクサを使用しての複数台数にての検索システム
(3)データをメモリでなく、ファイル化して在庫数等を付加することによる実運用レベルの検索システム

その他にも、用途に合わせて多様なシステムが構築可能です。
*商品価格検索システムサンプルプログラム

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